任天堂の逆襲

いつも巡回しているpalさんのところに非常に興味深い言葉があった。
DS曲線
FF曲線

FFVDQ6SFCで発売になったころ自分はファミコンショップでバイトをしていた。ゲームソフトの問屋が経営していたファミコンショップだったのでいろいろ内情を聞いていた。少しマニアックなゲームで発売後にこれはいいゲームだと評判になっても再販がかかることはほとんど無く中古流通を待つのが通常だった。仕入れ担当者に再販はかからないのか聞くと
「最低ロットが5000、納期が3ヶ月かかる」
とのことだった。これでは発売後に評価されたゲームがスターダムにあがることは無い。


その後PSが市場のリーダーになるのだが確か最低ロットが100単位で納期は最短で1週間と聞いた。またSCEが販売を担当することで参入障壁が非常に低く、実験的なゲームがどんどん出てきた。ライセンシになるのも書類をそろえてアイディアがあれば容易だったと聞く。資料はないがDS曲線を描くゲームが結構あったのではないかとおもう。そしてこれがその後のPSの勝利を支えたのではないか。


しかしPS2が覇者となってからはライセンシのハードルは高くなった。しかも再販の速さとベスト版が中古市場を圧迫するようになる。2000円台の廉価版ゲームは作りは荒いが、中には一点突破で面白いゲームもでてきた。


PSに止めを刺すのはDSかもしれないが、自分で自分の首を絞めているような印象がある。