「ネットワーク vs コピー」について

いつもの巡回先「しあわせのくつ」で気になるエントリがあったのでメモ。

、『複製するのにコストがかからないならば複製しちゃえばいい』という考え方もある。ワンソースや共有にこだわる必要はない。コピーを各人が持てばいいという考え方だ。

ネットワーク vs コピー - しあわせのくつ

ソフトウェアエンジニアにとってはこれはとんでもない考えだ。優秀なプログラマはどうやって同じことを複数の場所に書かないですむか常に考えているからだ。逆にこれを考えない人はいつまでたっても優秀なプログラマになれない。10年たってもヘボいプログラマがいるがたいていコピペで乗り切るひとがこうなる。


「コピーにコストがかからない」のはそうだろうけどその後の管理のコストは0じゃないのだ。コピーしてしまったら今度は常にコピーした箇所がすべて同期が取れているかが問題になる。そして同期が取れないためにいろいろな問題が起こる。


顧客のカスタマイズのため、調査のため、とりあえずのバグ回避のためなど現場ではいろいろな理由でソースが分岐する場合があるがこのすべての同期を取るコストは馬鹿にならない。というか破綻するプロジェクトの主原因はこれだと感じている。