コミックレンタル

半年くらい前からか、行きつけのレンタルショップがコミックレンタルをはじめていたのだが、最近利用しはじめた。セット料金で10冊1週間で500円。ONE OUTSを読み直し、聖おにいさんをよみ、ジョジョの4部を読み直し中、ヘルシングも読んでみた。

マンガ喫茶もそうなんだけど、コンテンツをものとして所有するということの価値観が変わっているのを感じる。「コンテンツはソフトウェアなんだ」ということを、大衆が自然に受け入れる土壌ができてきたのかと思うのだ。

アラフォーとしては、例えば音楽メディア次のように変わっている。
レコード→テープ(ウォークマン)→CD→MD→シリコンオーディオ(iTMS)(着うた)

メディアが変わるたびにそれまで持っていたものは捨ててきた。捨てたというのは正確では無いが、再生できるハードが無くなる、メディアが無くなると移行せざるを得ないのだ。*1

その中で本当に愛している作品は、その都度買い直している。レコード会社としては、都度売上が上がる訳でそれなりにおいしかったと思う。しかしそこで本当に欲しいものは「物」ではないということが、観念ではなく実感してきたんだと思う。

本についても、引っ越しするたび本を捨てて、また買いの繰り返しだったが、社会人になってからはほとんど買わなくなっていた。読みはするが、スペースがもったいないのだ。

そんな中で貸し本業がメジャーになってきたのは、みんながそういう感覚になってきたんだと思う。kindleiPadでレンタルが可能になったらまたみんなの行動が変わるだろうか。100円で1週間だけ読めるようにするとかしたら、わりとはやるんじゃ無いかと思うが。このくらいはすでに考えていそう、というかある?

*1:実際は無くなったわけではないが、一般的に入手が難しければ、無くなったと言うに等しい