民主・山岡氏「普天間は雲の上の話」

私は山岡さんについてよく知らない。民主党の実力者というくらいしか知らないし、政治的背景も知らない。しかし、政権与党の幹部がこういう発言をしてしまうということに絶望する。こういう発言がでるから、沖縄人は基地を受け入れないのだ。

基地問題は沖縄の問題ではなく、日本の問題なのだ。日本人全体でそういう気持ちを持たないから、沖縄の立場が無いじゃないか。

私は沖縄から離れて20年ほどになるし、高校生までだったので沖縄人のスタンダードからははずれているとは思う。学生の間は平和教育が熱心に行われるし、戦争を憎む思いは非常に強い。

米軍基地の問題は日本の防衛に絡む重要な問題だ。私見だが地理的な問題から沖縄の県外に基地を移すことは非常に難しいと思っている。だからこそ、沖縄に基地を置く必要があるならば、意義を正面から訴えるべきなのだ。沖縄に基地を置くことが非常に重要であることを全国民に知らしめる。そして負担に見合う、補償を考えるべきだと思う。

地位協定の見直しや、土地問題の交渉を行ういい機会だったのに、結局なし崩しで、仕方なく沖縄でお願いしますでは、振り回されただけだ。