伊集院光 深夜の馬鹿力 ラジオ珍夜便 書き起こし

2011/10/11放送の深夜の馬鹿力、オープニングトークは久々の衝撃だった。カブトムシの秘密を初めて聞いた時と同じ感じがする。ものすごい名コーナー誕生の瞬間という気がする。ポッドキャスト配信は絶対この部分だと思ったのだが、違っていたので書き起こした。

実際は伊集院さんの語りが非常に重要な要素なので、書き起こしでどこまで再現できているかわからないが、伊集院さんが「ラジオ深夜便」の雰囲気で、吹き出しそうになるのをこらえながら読んでいるので、それを思い浮かべて欲しい。

ペンネーム お義父さんは心配性
その1
先日私は持病の悪化のため、1ヶ月ほど入院致しました。
入院中は生活のリズムを整えるためにと、睡眠薬を服用しておりました。
面白いのは、私がすでに眠っていても、それを起こしてまで
睡眠薬を飲まされることです。世の中には不思議なことがいっぱいであると、
この年になっても驚くことばかりです。

その2
先日家人と茶を点てる機会があり、花を活けるなど景観を整えていましが、
残念なことに花瓶が足らず、一つを粗末な空き缶で代用致しました。
家人は少し不満そうでしたが、私は寧ろ空き缶に花を活けることこそが、
現代のわびの心であり、美しい花瓶に花を活けることは、黄金づくりの茶室に
等しいのではないかと、一人考えこんでしまった、ある秋の一日でありました。

その3
先日医師より高血圧について注意を受けたので、病院でもらった血圧手帳に
毎日の計測結果をつけて体調管理を行なっています。ところでこの血圧手帳、
自治体ごとにサイズが異なり、またその地区の母子手帳と同じサイズらしく、
現在妊娠中の息子の嫁が自分と色違いの母子手帳ケースをプレゼントしてくれました。
嫁との共通の話題ができて喜んでおります。

先週伊集院さんが「深夜便のコーナーやりたい」って言った時、それ山里亮太不毛な議論にラジオ深夜便(しんやべん)ってコーナーがすでにある、って思ったのでイマイチだと思っていた。しかし「お義父さんは心配性」さんという天才が、伊集院さんの意図を汲み取ってフォーマットを提示してしまった。あの「カブトムシの秘密」を書き上げたハガキ職人の方々なら、もうこのコーナーの潜在的な面白さがわかったと思う。この書き起こしが、ハガキ職人の方々役に立てればと思う。

そしてひとつ残念なこと。山ちゃんの不毛な議論のコーナー、ラジオ深夜便はもう終わりでしょう。山ちゃんのことだから伊集院さんのラジオ聞いていたと思うけど、ショックだったろうな。自分がやりたかったことを、ココまできれいに形にされたのだから。